広葉樹(主にナラを扱っています)の薪作りには通常2年の歳月が掛かると言われています。
しっかり乾燥していない薪の問題点は?
●なかなか火力が上がりません。
なぜなら薪に残っている水分が蒸発するのに、
エネルギーが奪われ、その分の熱は暖房に利用できない為です。
立ち木の状態の含水率は50%以上です。
使用可能な薪の含水率は20%以下です。
薪ストーブに使う薪の最適な水分量は15%~20%前後です。
こちらの写真はナラを3月に伐採して、1ヶ月程後に30㎝に玉切りし
薪割り直後に含水計にて測定した値です。私の持っている含水計は
40%迄しか測定できないのですが、いくつか計測すると39~40%でした。
薪が乾燥するのに必要なのは、日当たりよりも風が重要だと言う話も聞いた事が有ります。
ビニールハウスの中は、太陽のお陰で、
春先でも50℃を越える事が良く有ります。
この熱を利用して、通常乾燥に2年かかるところを
短縮出来ないかと今回、実験してみる事にしました。
2022年4月25日 薪割りしたナラをビニールハウス内に積込して実験開始です。
早く、簡単に良質な薪を作りたい思いからスタートしました。
日々の、薪の様子や含水率を記録していきます。
岩手県二戸市でビニールハウスを活用して【小さな薪屋さん】をやっております。
いつでも、見学も大歓迎ですのでお気軽にお越しください。
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